奥出雲町議会 2020-03-03
令和 2年第1回定例会(第1日 3月 3日)
令和 2年第1回定例会(第1日 3月 3日) 奥出雲町告示第3号
令和2年
奥出雲町議会3月定例会を次のとおり招集する。
令和2年2月18日
奥出雲町長 勝 田 康 則
記
1.期 日 令和2年3月3日
2.場 所
奥出雲町議会議場
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〇開会日に応招した議員
田 食 道 弘君 糸 原 壽 之君
土 屋 武 雄君 内 田 雅 人君
石 原 武 志君 藤 原 和 範君
川 西 明 徳君 内 田 勇君
内 田 精 彦君 村 尾 明 利君
大 垣 照 子君 藤 原 充 博君
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〇応招しなかった議員
景 山 利 則君 岩 田 明 人君
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町長 ───── 勝 田 康 則君 副町長 ──── 奥 原 徹君
教育長 ──── 塔 村 俊 介君 病院長 ──── 鈴 木 賢 二君
総務課長 ─── 藤 原 努君
企画財政課長 ─ 江 角 啓君
教育魅力課長 ─ 堀 谷 智 樹君
税務課長 ─── 石 原 啓 子君
建設課長 ─── 舟 木 長君 病院事務長 ── 森 長 洋 二君
町民課長 ─── 若 月 勝 久君
商工観光課長 ─ 本 山 宏 人君
健康福祉課長 ─ 杠 康 彦君
農業振興課長 ─ 荒 川 佳 史君
地域づくり推進課長 ───────────────── 高 尾 昭 浩君
福祉事務所長 ─ 末 森 利江子君
結婚・
子育て応援課長 ──────────────── 永 瀬 克 己君
農林土木課長 ─ 秋 田 和 浩君 水道課長 ─── 千 原 明 浩君
会計管理者 ── 森 田 近 子君
代表監査委員 ─ 谷 尻 一 徳君
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午前9時35分開会
○議長(藤原 充博君) おはようございます。
ただいまの出席議員数は12名であります。定足数に達しておりますので、これより令和2年
奥出雲町議会3月定例会を開会いたします。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
令和元年12月24日並びに令和2年2月20日、
雲南広域連合議会定例会が開催され、出席いたしました。議事の内容につきましては、別紙のとおりでありますが、審議の結果、それぞれ原案可決とされました。
また、監査委員から、令和元年11月、12月分及び令和2年1月分の
例月現金出納検査の結果並びに令和元
年度定例監査の結果について、別紙のとおり報告がありました。
以上で諸般の報告を終わります。
これより議事に入ります。
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◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(藤原 充博君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第126条の規定によりまして、11番、
村尾明利議員、12番、大垣照子議員の両名を指名いたします。
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◎日程第2 会期の決定
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第2、会期の決定についてお諮りをいたします。
今期定例会の会期は、本日3月3日から3月19日までの17日間とすることにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から19日までの17日間とすることに決しました。
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◎日程第3
町長施政方針並びに
提出議案提案理由の説明
○議長(藤原 充博君) 日程第3、
町長施政方針並びに
提出議案提案理由の説明について、町長より施政方針並びに
提出議案提案理由の説明について申し述べたい旨、申し出がありましたので、これを許します。
勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 令和2年3月定例会の開会に当たり、提出議案の説明に先立ちまして、当面の町行政運営に臨む私の基本的な考え方を申し上げ、皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。
現在、
新型コロナウイルス感染症の世界的流行が危惧されており、国内においても感染症の症例が相次いで発表されている状況を受け、本町は、2月3日、
新型コロナウイルス対策会議を設置いたしました。これまで公民館や
コミュニティーセンターなどの公共施設へのマスクの配置及び消毒液の設置、
予防対策チラシの掲示、ホームページへの掲載や今月の広報配布にあわせた回覧などにより注意喚起を行ってまいります。また、現在、マスクが手に入りにくい状況が続いており、町で備蓄しているマスクを町民の皆様へ配布することとし、準備を進めております。
引き続き、役場庁舎内での情報共有と連携体制の強化を通して感染拡大の防止に向けて取り組むとともに、国や島根県、
医療関係機関と連携し、積極的な情報収集を行い、町民の皆様に正確な情報を適切な時期に発信してまいります。
このような状況下、全国各地でスポーツ大会やイベントが中止されており、3月13日、14日開催の
古代たたら製鉄体験については中止としたところです。
また、4月11日に開催を計画しております第6回
奥出雲ウルトラおろち100キロ遠足につきましても中止を検討しており、正式には明日開催の実行委員会において決定し、エントリーいただきました参加者を初め、関係者の皆様へ速やかに連絡してまいります。
また、学校においては、政府からの全国一斉の休暇要請を受け、奥出雲町においても子供たちの命と安全を第一に考え、全ての小学校を3月2日から春休みまでの期間、臨時休校としたところでございます。
次に、提出しました令和元
年度補正予算と令和2年度当初予算について、その概要を御説明します。
令和元
年度補正予算の主な内容としては、国の補正予算により小・中学校に校内LANを整備する
小・中学校内通信設備整備事業に1億1,900万円、奥出雲病院への負担金に1億9,200万円などの増額、また、
プレミアム付商品券発行事業関係経費2,900万円、
農村地域防災減災事業経費3,000万円などの減額により、総額1億4,000万円の増額となっております。
なお、令和元年度の予算のうちに新たに
小・中学校内通信設備整備事業、担い手確保・
経営強化支援事業など7事業、総額1億7,600万円を令和2年度に繰り越しをします。
また、第三セクターであります
有限会社奥出雲椎茸の決算状況を鑑み、今般、損失補償の限度額を増額させていただくこととしております。引き続き健全な経営を行うよう指導してまいります。
次に、令和2年度の当初予算につきましては、平成27年度に地方創生・
人口減少対策として策定しました奥出雲町まち・ひと・し
ごと創生総合戦略が本年度までの計画期間となっているため、このたび見直しを行った上で、1年延長し、令和2年度に奥出雲町総合計画と整合性を図り、2つの計画をあわせて策定することとしております。つきましては、令和2年度は令和3年度からスタートする奥出雲町総合計画にしっかりとバトンをつなげられるよう、各種施策に取り組んでまいります。
昨年、我が国の国内出生数は90万人を下回るなど、ますます少子化、人口減少が進展しています。特に奥出雲町においては、若者や女性の町外への流出に歯どめがかからない状況であり、その結果、さまざまな分野において担い手不足などが深刻な課題となっております。若者や女性が活躍でき、子育て世代が安心して生活できるための環境整備や雇用の場の創出、住みやすい地域づくりに向けて、小さな拠点づくりの推進、
UIターン者の促進など、定住対策、
人口減少対策に一層力を入れてまいります。
また、子供から高齢者まで安心して暮らし続けていただくために、生活基盤の整備のほか、農業振興、医療、福祉や教育の充実などに重点的に予算を配分しました。
一方で、合併後15年を経過したことから、普通交付税の算定が一本算定となり、これまでのような特例加算措置がなくなったところでございます。今後も人口減少などの要因により普通交付税の減収が見込まれることから、さらなる経費の節減に努めてまいります。
この結果、予算の総額は135億4,000万円で、令和元年度当初予算に比較して6億4,000万円、4.5%の減額となりました。
それでは、令和2年度の主要施策について申し述べます。
初めに、社会基盤と生活基盤の整備についてであります。
生活道路整備事業につきましては、
町道湯ノ原線、郡三成線、高尾線、蔵屋福頼線など10路線について、引き続き改良整備の進捗を図ることとしており、このうち川東雲崎線、五ノ畑線ほか1路線については、事業完了を目指す考えでございます。また、新規事業として、要害山線、金原線、亀ケ市線の3路線について、測量設計に着手する計画です。このほか、町道、施設の
長寿命化対策として、
道路落石等防災対策や橋梁及び舗装修繕、新規に
道路のり面修繕についても事業導入する考えであり、引き続き国の防災・安全交付金などを活用し、法定点検調査や補修及び改修事業を年次計画で進めてまいります。
県事業の推進につきましては、継続事業の早期完成や新規事業の導入に向けて、国、県への要望活動を行ってまいります。
上水道事業につきましては、施設の老朽化と水量確保のため、横田浄水場の改良事業を継続実施することとしております。町民の皆様の安全・安心な生活環境の維持、向上を図るため、将来の負担に留意しながら順次施設の更新、整備を進めてまいります。
下水道事業につきましては、
合併処理浄化槽の設置を20基計画しているほか、施設の長寿命化を図るため、
農業集落排水施設の
機能保全対策を継続して実施します。
また、公共下水道では、
ストックマネジメント計画に基づき、施設の調査、更新工事の実施、あわせて
横田公共下水道と
農業集落排水施設の統合に向けた取り組みを行ってまいります。
なお、上下水道の使用料について、令和2年4月分より料金改定を行います。町民の皆様に周知を図るとともに、引き続き経営の健全化に努めてまいります。
地域振興、定住対策についてであります。
本町の重要課題の一つである地域振興、定住対策につきましては、昨年12月に、深刻な
人口急減地域に安定した雇用の機会をもたらし、長期的に住みよい地方への人口回帰を推し進めるため、地域人口の急減に対処するための
特定地域づくり事業の推進に関する法律が成立いたしました。これに伴い、本町においても
特定地域づくり協同組合を立ち上げ、
地域づくり人材を確保し、人口回帰の動きが起こる契機となるよう、まずは調査事業を行ってまいります。
住宅整備支援事業につきましては、昨年に引き続き実施することにより、特に子育て世代を対象にした住宅取得や改修に対する支援として、転出抑制と転入促進を図り、子育てに夢の持てる環境づくりを目指してまいります。
また、まち・ひと・し
ごとセンター奥サポにおきまして、奥出雲町に末永く住んでいただけるよう、さまざまな取り組みを包括しながら、住まい、仕事をセットにきめ細やかな支援を強化してまいります。
医療、介護、福祉の充実についてであります。
町立奥出雲病院につきましては、平成11年の新築移転をきっかけに、診療科や医療機器の充実、また、親子のスキンシップが可能となり、ゆとりと安らぎを提供できる個室の産科病床を設けるなど、町民の皆様に安心して暮らしていただけるよう、地域医療の提供を行ってまいりました。
しかし、近年、医師不足の影響による臨床稼働率の減少、入院患者の高齢化などにより、平均在院日数が延び、診療報酬単価が下がるなど、奥出雲病院を取り巻く経営環境はますます厳しい状況となってきています。今後、奥出雲病院の病床機能の再編について検討を進め、持続可能な医療が提供できるよう、経営改善と医師確保に努めてまいります。
また、老朽化が進んでいる
奥出雲老人保健施設については、本年度設置をしました
老人保健施設あり方検討会議の報告書を踏まえ、今後の整備の方針について引き続き検討を進め、町民の皆様に安心して暮らしていただけるよう、医療、介護、福祉の連携を図ってまいります。
予防接種事業につきましては、乳幼児のおたふく風邪、
ロタウイルス任意予防接種の費用助成を引き続き実施し、子供たちへの病気の未然防止と子育て世代の経済的な支援を行ってまいります。また、令和元年度から実施しております40歳から57歳の方々への風疹抗体検査及び予防接種につきまして、引き続き対象者の方に対しクーポンを発行し、実施してまいります。
介護事業につきましては、介護現場における人材不足が深刻な問題となっています。医療・
介護関係事業所と行政が一体となり、介護資格者のUIターンの促進や若者層の交流事業など、人材確保及び定着、離職防止に向け、実効性のある取り組みを行ってまいります。
農業振興についてであります。
国では、米の需要安定のため、令和2年産米の適正生産量は令和元年度と比較して最大で約19万トンの減産が必要との目安が定められたことを踏まえ、自治会長会様、
集落協同組合様へ説明会を開催し、各集落の生産数量の目安を提示したところでございます。今後は、仁多米の作付推進と転作田の活用をあわせた水田活用と産地化の取り組みを展開してまいります。
特産振興につきましては、
国営開発農地を中心に栽培をされておりますソバ、エゴマを引き続き推進するとともに、各生産組織への支援や産直市場への安定的な供給を目指すため、生産者の拡大を図り、学校給食への地元野菜の提供も進めてまいります。
畜産、酪農の振興につきましては、第15回全日本ホルスタイン共進会が10月31日から宮崎県で開催されます。9月の県最終選抜会に向け、県、JA、酪農組合と連携して取り組むことで酪農の振興を図ります。
畜産では、令和4年10月に鹿児島県で開催されます第12回全国和牛能力共進会での上位入賞を目指すことで、和牛価格の高値安定を図り、畜産農家の増頭意欲につなげるため、県、JA、和牛改良組合の皆様と出品対策や肉用牛優良繁殖雌牛の保留、導入対策に取り組んでまいります。
農業の担い手対策につきましては、認定農業者の育成、集落営農組織の法人化を推進していくほか、
UIターン者による新規就農者の募集や後継者の育成に向け、半農半X、冬期の仕事を含めた就農パッケージによる提案を国や県の制度を活用しながら、受け入れ農業者や関係機関と連携し、体制づくりに取り組んでまいります。
日本農業遺産認定の活用につきましては、認定1年目の本年度は、6月に農泊推進協議会が設立され、農業体験や滞在型観光に向けた取り組みが始まりました。11月には横田高校1年生による奥出雲学で試験的に農産品にシールを張りPRする情報発信に取り組んでいただいたほか、町内各所でのパネル展示やPRポスターの作成などを行ってまいりました。今後も日本農業遺産認定を活用した農産物のさらなるブランド化や観光客の誘客につなげてまいります。
また、奥出雲町農業遺産推進協議会におきまして、委員の皆様から世界農業遺産認定に向けた申請への取り組みの承認をいただきましたので、世界農業遺産認定申請の承認に向け、調査及び認定申請書の内容を補完して再度挑戦してまいります。
中山間地域等直接支払い交付金制度につきましては、棚田地域振興法が昨年制定され、令和2年度から第5期対策が始まる中で、棚田活動加算が新設をされます。この加算を受けるため、町では指定棚田地域振興協議会を立ち上げ、棚田地域の指定、活動計画の認定に向け、農業者の皆様と一体となり取り組んでまいります。
商工振興についてであります。
全国に名高い伝統的工芸品である雲州そろばんは、そろばん玉を製造している播州、兵庫県の小野市から供給継続が懸念されております。この課題に対処するために、雲州そろばん協同組合が行う玉削り機の開発を支援し、日本一のそろばんの町として伝統産業を守り、雇用の維持、拡大を目指してまいります。
また、商工業事業者の高齢化が進む中、事業承継が喫緊の課題となっております。地域産業や地域社会の活力を維持するため、奥出雲町商工会を初め、事業者の皆様と引き続き連携、協力し、商工業の振興に取り組んでまいります。
起業、創業につきましては、一昨年開設しました古民家オフィスみらいと奥出雲を中心に事業展開を行っているところです。令和2年度は、地域おこし協力隊の制度を活用し、仕事づくりコーディネーターを配置する計画でございます。これにより、起業、創業のためのレンタルオフィスの運営や講座、研修会の開催など、引き続き積極的に取り組んでまいります。
観光振興についてであります。
本町の魅力ある自然、歴史、文化、食などの地域資源をSNSの積極的な活用により情報発信を行ってまいります。特に日本農業遺産への認定を絶好の機会と捉えており、たたら製鉄とともに育まれたすばらしい奥出雲の棚田景観を情報発信し、観光協会を母体に設立しました農泊推進協議会を中心に、農業体験が楽しめるツアーの提供に引き続き取り組んでいく考えでございます。
また、本町の重要な観光資源であります亀嵩温泉、斐乃上温泉、佐白温泉の3つの温泉施設の連携をさらに強化し、特に斐乃上温泉については、美肌温泉としての効能を活用した新商品開発に着手するとともに、亀嵩温泉については、グランピング体験ができるイベントの開催や玉峰山遊歩道の散策のためのガイド育成など、誘客促進に努めてまいります。
三井野原スキー場につきましては、冬場の観光の核として誘客の促進を図ってまいりましたが、近年、雪不足やスキー人口の減少により入り込み客も減少していることから、来期は第4リフトを休止して、アシハラゲレンデの第2リフトのみの運営を行うことといたしました。引き続き、誘客対策について、リフト運営協議会を中心に取り組んでまいります。
林業振興についてであります。
森林環境譲与税につきましては、森林の持つ多面的機能を生かし、森林整備において直面するさまざまな課題に対して自治体が適切な対応を行えるよう交付が開始をされました。2年目は、モデル団地1団地を選定し、新たな森林管理システムの手法による施業管理を試行的に実施することとしております。また、交付額が当初計画より前倒しで増額されることとなりましたので、航空レーザー計測による森林資源データの把握などスマート林業の実施にも早期着手が可能となると考えております。
地籍調査事業については、令和元年度末で進捗率は約43%であり、国及び県平均からおおむね10%のおくれが生じております。所有者不明土地や境界がわからない山林がふえている現状であり、事業の進捗を早めるよう最新技術を活用するなど積極的に取り組んでまいります。
舞茸販売所の駐車場整備につきましては、舞茸の健康増進効果がマスコミで報じられたこともあり、坂根の舞茸直売所には県内外から多数の皆様にお越しいただいております。しかし、駐車場不足による路上駐車などが問題となっていることから、駐車場の整備を行ってまいります。
結婚、出産、子育てへの支援についてであります。
結婚支援につきましては、本町における人口減少、少子化対策の重要課題であります。平成30年度に結婚支援体制の強化を図り、支援団体と連携し、セミナーやイベントを企画するなど、結婚に向けての意識の醸成や出会いの機会をつくる取り組みを進めてまいりました。2年が経過し、少しずつではありますが、婚姻に至った方もあり、よい兆しが見えております。今後も引き続き支援を行ってまいります。
妊娠期から子育て期にわたる母子保健サービスと子育て支援サービスをワンストップで提供するため、令和2年4月より健康福祉課内に子育て世代包括支援センターを設置いたします。センターでは、これまでも実施しております不妊相談、妊娠時及び出産時の相談や訪問事業などに加え、奥出雲病院や関係機関との連携により、産婦健診及び産前産後サポート事業、産後ケア事業など、切れ目のない支援を行ってまいります。
子育て支援につきましては、令和2年度から5カ年を実施期間とした奥出雲町子ども・子育て支援事業計画第2期を策定をいたしました。子育て世代が仕事と子育てを両立し、安心して子供を産み育てるための支援を関係課が横断的に連携し取り組んでまいります。
なお、ニーズ調査で御要望が多かった屋内型キッズスペースを鳥上幼児園に整備をし、子育て世代が子供と触れ合う全天候型の環境を整え、その効果などを検証してまいります。
教育についてであります。
小学校再編方針につきましては、方針の再検討をしております。保護者を初め町民の皆様には、さまざまな場面で御心配をおかけしましたことを改めておわびを申し上げます。新たな再編方針につきましては、今後、総合教育会議にて最終協議を行い、議会の皆様に御説明する予定としておりますが、昨年の説明会や議会の皆様から頂戴した御意見を反映させ、保護者や町民の皆様から信頼され、安心される方針とするとともに、私自身も皆様の声を直接受けとめながら、新しい再編方針をもとに、丁寧な協議を進めてまいります。将来にわたる子供たちの教育環境のため、皆様の御理解と御協力をよろしくお願いをいたします。
GIGAスクールの推進につきましては、ソサエティー5.0時代に生きる子供たちの未来を見据え、児童生徒1人1台の端末及び通信環境を一体的に整備し、その活用を目指すもので、国において先般補正予算が可決されました。まずは全小・中学校施設において校内ネットワークを整備し、国の事業計画に合わせ、今後5年程度をかけ、小学校1年生から中学校3年生分までの全台数を順次整備する計画としております。小・中学校の学習指導要領改訂を見据え、引き続き未来を切り開こうとする子供たちの教育環境の充実に努めてまいります。
令和2年度、高校を核とした新たな人づくり、人の流れづくりプロジェクトとして、高校、行政、町民の皆様が一体となって取り組む横田高校魅力化コンソーシアムを立ち上げ、運営支援を行ってまいります。今後は、このコンソーシアムを中心として、高校魅力化、地域活性化を目的とした幼小中高連携、学校と地域の連携をさらに進めてまいります。
地域学習拠点施設整備事業につきましては、町外、県外から横田高校へ年々多くの生徒が入学してきており、それとあわせ、町民の皆様と一緒になった積極的な交流がふえてきています。町外からの生徒の受け入れは歓迎すべきことであり、この流れを加速するために、地域の皆様との交流及び学習の拠点として、地域学習拠点施設を整備をいたします。
スポーツや文化振興についてであります。
スポーツ振興につきましては、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックの開催が迫ってまいりました。11名の横田高校出身の選手がホッケー日本代表を目指し頑張っておられます。ほかにも剣道や自転車、相撲、ホッケー、スキー競技での国体出場など、奥出雲町関係者の活躍は目覚ましく、今後も各種スポーツの振興に取り組んでまいります。
また、5月17日には本町で聖火リレーが実施されます。三成公園陸上競技場をスタートし、カルチャープラザ仁多をゴールとするルートで実施される予定ですので、町民の皆様の御声援をお願いします。
インドホッケーチームの事前キャンプ招致につきましては、これまで積極的な働きかけを行ってまいりましたが、国際大会の開催日程などから、大変残念ではございますが、実施が難しい状況となりました。今後は、オリンピック応援ツアーの実施や子供たちを中心とした交流など、インドとの交流活動を引き続き働きかけてまいります。
一方で、日本男子ホッケー代表チーム、サムライジャパンの奥出雲町でのオリンピック事前強化合宿実施に向け調整をしており、期間中にはホッケースクールなどの交流の機会を設ける計画でございます。町民の皆様の日本代表選手への激励をよろしくお願いをいたします。
文化振興につきましては、横田高校演劇、放送部や高尾小学校の子供たちによるにこにこ寄席の活躍は記憶に新しいところでございます。今後も奥出雲町文化協会を初め、地域活動拠点である各公民館などで活動するサークルを支援するとともに、本町の文化的、歴史的資源を活用しながら文化振興の推進を図ってまいります。
消防、防災についてであります。
消防につきましては、奥出雲町消防団のあり方について答申を踏まえ、団員定数の削減のほか、幹部訓練や夏期総合訓練の見直しなどによる団員の負担軽減に努めたところでございます。また、地域を含めた部の再編・統合の議論を進め、今年度、出初め式から布勢分団、阿井分団の2分団において、部の統合を行いました。今後も引き続き消防団員の負担軽減に努めるとともに、軽積載車や小型ポンプの更新により機動力アップを図ってまいります。
防災につきましては、町民の皆様の意識も年々高まっていることから、地域防災力の充実、強化を図るため、防災士資格の取得促進に向けた助成制度を創設し、防災意識の高揚を図ってまいります。
ICT技術の導入についてであります。
近年、AI、RPAなど先進的なICT技術の導入により、業務の効率化や負担軽減を図る取り組みが進められております。本町におきましても、業務の効率化を図り、より質の高い行政サービスを提供するため、RPA技術を税務課税務業務へ試行的に導入し、その効果を検証し、町民の皆様の利便性向上を目指してまいります。
また、議会におかれましても議会活性化特別委員会から、議会改革を図るため、タブレット端末の導入の御提案をいただきました。議案書や各種議会関連資料などを電子化することで、業務の迅速化や効率化、ペーパーレス化に資するものと考えております。
会計年度任用職員制度についてであります。
4月よりスタートします
会計年度任用職員制度につきましては、
会計年度任用職員一人一人が業務を担当することとなるため、直接町民の皆様とやりとりをする機会がふえてまいります。昨今、行政ニーズは複雑多様化しておりますが、職員が一丸となってより一層サービスの向上に努めてまいります。
島根リハビリテーション学院並びに島根デザイン学校についてであります。
島根リハビリテーション学院の令和2年度の入学試験の状況は、定員を超える応募があり、推薦入試、一般試験合わせて両学科で69名の合格発表が行われたところです。学院では、専門職大学化に向けた取り組みは一旦見送るとの判断をされましたが、これを契機として、より質の高い教育を目指し、魅力ある学校づくりに向けて、学院が一丸となって取り組まれたことが学生確保につながったものと認識しております。町としましても学院と連携し、最適な高等教育機関のあり方を検討し、地域との連携強化や奨学金制度による就学支援を図り、国際交流活動なども推進しながら、医療・保健・福祉の知の拠点形成を進めていく考えでございます。
島根デザイン学校につきましては、来年度から新たにITデザイン科を設置されました。デザイナーに必要な企画立案、プレゼンテーション、デザイン制作などの基礎を学ぶアプリケーション開発、ウエブ上のデザインやウエブサイトの制作など、ITの専門技術を身につけることになります。現在のところ10数名の出願があり、その中には外国人の方も多くいらっしゃると伺っておりますので、地域や町内事業所と連携し、今後、社会で活躍することができる人材育成に励んでいただけるよう応援をしてまいります。
終わりに、奥出雲町には先人の営みや大自然の中で世界に誇る本物が数多く点在しております。農林畜産業が育んだ豊かな特産品や食文化、美肌温泉を初めとする魅力ある観光資源、オリンピック候補選手を数多く輩出するホッケー技術など多くの地域資源を生かし、さらに磨きをかけ、有機的につながることで、点から線に、そして面として、県内外に奥出雲町の魅力を発信してまいります。町民の皆様お一人お一人がふるさと奥出雲への愛着と誇りを持ち、幸せに暮らせるよう、今後も議会や町民の皆様とともに取り組んでまいります。引き続き町政運営への御理解と御協力をいただきますようお願いを申し上げます。
この後、提出いたしております条例案9件、予算案19件、一般事件案6件の詳細については、担当課長から説明させますので、何とぞよろしく御審議のほどをお願い申し上げます。
○議長(藤原 充博君) 以上で
町長施政方針並びに
提出議案提案理由の説明を終わります。
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◎日程第4 議案第1号 から 日程第12 議案第9号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第4、議案第1号、奥出雲町特別職の職員の給与等に関する条例及び奥出雲町
教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例制定について、日程第5、議案第2号、奥出雲町
会計年度任用職員の報酬、費用弁償及び
期末手当支給条例の一部を改正する条例制定について、日程第6、議案第3号、
地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について、日程第7、議案第4号、奥出雲町
監査委員条例等の一部を改正する条例制定について、日程第8、議案第5号、奥出雲町長等の
損害賠償責任の一部免責に関する条例制定について、日程第9、議案第6号、奥出雲町
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例制定について、日程第10、議案第7号、奥出雲町印鑑条例の一部を改正する条例制定について、日程第11、議案第8号、
奥出雲町営住宅管理条例の一部を改正する条例制定について、日程第12、議案第9号、奥出雲町
更新住宅条例の一部を改正する条例制定について、以上の9議案につきまして、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
それでは、提案理由の説明を求めます。
初めに、藤原総務課長。
〔総務課長説明〕
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議案第1号 奥出雲町特別職の職員の給与等に関する条例及び奥出雲町
教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例制定について
議案第2号 奥出雲町
会計年度任用職員の報酬、費用弁償及び
期末手当支給条例の一部を改正する条例制定について
議案第3号
地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について
議案第4号 奥出雲町
監査委員条例等の一部を改正する条例制定について
議案第5号 奥出雲町長等の
損害賠償責任の一部免責に関する条例制定について
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○議長(藤原 充博君) ただいま藤原総務課長から提案説明のありました議案第5号につきましては、地方自治法第243条の2第2項の規定により、あらかじめ監査委員の意見を聞かなければならないとされております。したがいまして、議会から監査委員への意見照会並びにこれに対する回答文書をお手元に配付しておりますので、御確認願います。
続きまして、石原
税務課長。
〔
税務課長説明〕
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議案第6号 奥出雲町
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例制定について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、若月町民課長。
〔町民課長説明〕
───────────────────────────────
議案第7号 奥出雲町印鑑条例の一部を改正する条例制定について
議案第8号
奥出雲町営住宅管理条例の一部を改正する条例制定について
議案第9号 奥出雲町
更新住宅条例の一部を改正する条例制定について
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○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
ここでしばらく休憩といたします。11時00分に再開します。
午前10時49分休憩
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午前11時00分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は12名であります。定足数に達しておりますので、休息前に引き続きまして会議を開きます。
これより先ほどの9議案に対する質疑を行います。
初めに、第1号議案に対する質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、第2号議案について質疑を行います。質疑はございますか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 新しい任用職員制度においてのことなんですけれども、これに関しての給与額が定められているわけですが、近隣自治体との関係ではどの程度違いがあるのかないのかお聞かせください。
○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問でお答えをさせていただきたいと思います。
この額の他町村との比較ということにつきましては、具体の数字で比較をしてはおりませんけれども、元来、この金額につきましては、総務省のマニュアルに基づいて定めておりますので、基本的には差異は生じないというふうに考えております。一般業務に従事する者につきましては、そういう考え方でございます。高卒初任給をベースにして、一定の経験を有する方については上限幾らということがマニュアルで示されておりますので、差異は出ないというふうに認識をしております。
ただ、それ以外の者につきましては、それぞれ団体においてどういう方に現在お勤めいただいているのか、どういう仕事をしていただいているかということに関しましては、それぞれ差がございますし、現在受け取っておられる報酬月額と
会計年度任用職員との関係性については、下げるという団体もあるというふうに聞いておりますので、一概に比較はできないというふうに思います。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
10番、内田議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 先ほど説明いただきましたが、新旧対照表の1ページのところでございますが、左側、改正案のとこの真ん中のとこ、施行期日の下の2のとこでございますが、この条例に定める給与の種類及びその額を定めた基準は、当分の間、法第57条と、こう書いてございますが、この当分の間というのはいつまでのことなのか、この当分の間が終わったらその後はどうなるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 藤原課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
この単純労務職員を追加するという部分につきましては、国の中でそういう形にされているというところでございます。国の取り扱いに準じて、別に定めることなく、この
会計年度任用職員の条例に基づいての支給をできるというふうにするものでございまして、これの当分の間というものは、現時点、特にいつということは想定をしておりません。国においてまたそこら辺は議論がなされて、一定の指針なり、そういったものが出ると、その暁には、別に定めるのか、こういう規定なくして対応していくのか、その後の取り扱いにつきましては、国の動向を見て対応が決まってくるというふうに考えております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにござい……。
10番、内田議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 今の説明で、どうなるかわかりませんが、先般もちょっと新聞にも書いてございましたが、この会計年度任用制度によりまして、一般的にボーナスは支給できるが、毎月の給料が下がるというふうなことで、任用職員に該当する方は大変苦慮しておるというふうな新聞記事もございましたが、そういうものはこの奥出雲町に関しては該当するのかしないのか、そんなことはないよということが言えるのかどうかいうことと、もう一つ、いいですか。
○議長(藤原 充博君) はい。
○議員(10番 内田 精彦君) 済みません。この前、昨年の9月の条例改正、制定のときには、9,000万ということの説明を受けたと思います。9,000万円増額になるということでございますが、先般の
企画財政課長さんからの予算説明のときに、人件費が1億5,000万ほどのっておるということは、会計年度の職員のためということじゃなかったですが、そういうことが影響しておるというふうな説明があったと思いますが、単純には言えないかもしれませんが、9,000万と1億5,000万の違いが何かということをお聞きしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 内田議員さん、先ほどの金額については、この後まだ予算に関してのあれがありますので、そのときに話をしてください。今は条例の関係でございますので。
藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問にお答えをさせていただきます。
まず、もう一遍先ほどの単労の話について御説明を加えさせていただきます。
職員のうち、その職務と責任の特殊性に基づいて、
地方公務員法で、特別な規定が必要な場合については特段の定めをすることが必要だという法令がございます。その中で、単純労務職員についてはそういう別の定めが必要なものが出てくるということを踏まえて、そういう職員についても、別に定めることなく、この条例で適用させるということを規定するということでございます。現実的には、本町におきまして、この単労という区分に該当する職というのはほとんどないというふうに認識しておりますので、法令上そういう定めが必要だという認識で定めているということでございます。
続いて、御質問のありました下がる者がいないかという御質問でございますけれども、これも9月議会の中でお答えをさせていただいたと思いますけれども、他の団体はいざ知らず、本町におきましては、この別表の掲げます4番目の区分、相当の知識または経験を必要とする業務に従事する者という区分をあえて設けて、現在の報酬月額が基本下がらないような手だてを講じているということでございますので、その旨、御理解をいただきたいと思います。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第3号について質疑を行います。質疑はございませんか。
5番、内田雅人議員。
○議員(5番 内田 雅人君) この議案第3号で、具体的にそれぞれお聞きしたいと思います。
まず、第1条の交通指導員、それから第6条の財産区山林監視人、あと第9条、生活相談員、第10条、人権問題相談員、それぞれこの条例で新旧対照表を比べますと、報酬及び費用弁償がこの条例から削除されるわけですが、どこでどのように定められて、実際にこの報酬は変化があるのか、それをお聞きしたいと思います。
また、交通指導員に関しましては、公務災害補償の条文も削除されるということですが、これについてはどのように定められるのかお答えください。
○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいま御質問のございました交通指導員等々の取り扱いについてお尋ねでございましたけれども、まず、今回の条例の制定につきましては、地公法の3条3項3号職員、これの厳格化が法律上なされたということでございまして、今まで拡大解釈の中で本町あるいは全国的にこの非常勤の特別職というものが置かれていたということでございます。これを改める必要があるということで、改正後の地公法3条3項3号につきましては、専門的な知識、経験を有する者がつく職であるということが定められておりまして、専門的知識に基づいて非専務的に公務に参画する労働者性の低い職であると、助言、調査、診断を行う者であるということになっておりまして、法令に定めのきちんとあるもの、それ以外につきましてはかなり厳格に運用がされているということで、議員御質問のございましたそれぞれの方々につきましては、改正後の3条3項3号には該当しないので、先ほどの説明でも言いましたように、
会計年度任用職員として任用する方、あるいは報償金として個人に対する委嘱という形の中で対応する者等々、さまざまな対応に分かれるということでございます。1条、6条、9条、10条につきましては、それぞれ担当課のほうから後ほどお答えをさせていただければと思いますが、そういうことで、それぞれ扱いは異なってくる部分がございます。
ただ、その職が必要であれば、先ほど言いましたように、謝金という形の中で報償金で対応するのか、会計年度に移行するかという形の中で、業務が存続するものについては対応していくということで、それと、交通指導員の公務災害補償につきましては、現状は嘱託職員、臨時職員とも
奥出雲町議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の対象としております。そういったことから、ここで公務災害の規定も交通指導員についてはあえて規定をしていたと、この規定がなくてもそういう取り扱いをしていたというところでございますけれども、改正後におきましては、3条3項の個別列記の非常勤職員、あるいは
会計年度任用職員につきましては、これまで同様、議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の適用として手当てをしていくということになります。今回の
会計年度任用職員の創設に際しまして、先ほど申し上げましたように報償金等で手当てをすることとなった方、こういった方につきましては、町が任意にこれまでの公務災害補償と同様な補償が受けれるような形で要綱を整備し、保険のほうに加入をして対応していくという考えでございます。以上です。
○議長(藤原 充博君) 5番、内田雅人議員。
○議員(5番 内田 雅人君) それぞれ具体的にどうなるかお答えいただけますか。担当課で構いませんが。
○議長(藤原 充博君) 若月町民課長。
○町民課長(若月 勝久君) 御質問にお答えいたします。私のほうからは、交通指導員に関してのお答えをさせていただきます。
先ほど総務課長が申しましたように、報償金等でこれまでと同様な金額を支給させていただくというふうにしておりますけれども、公務災害補償に関しましては、先ほどのように議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例からは外れます。したがいまして、町のほうの会計におきまして、それぞれの指導員さんに損害保険等の掛金を支払い、同等の補償をするよう考えております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにどこが……。
末森福祉事務所長。
○福祉事務所長(末森利江子君) 質問にお答えしたいと思います。
生活相談員につきましては、奥出雲町民生児童委員が兼務している職であります。これまでは民生委員さんに報酬と費用弁償をお支払いしておりましたけれども、
会計年度任用職員の制度の開始に当たりましては、今後は報償金で対応するようにしております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 秋田
農林土木課長。
○
農林土木課長(秋田 和浩君) 農林土木課で所管しております林業関係の巡視員につきましては、個人委託とさせていただき、保険等の対応は別途行う考えでございます。以上です。
○議長(藤原 充博君) 本山
商工観光課長。
○
商工観光課長(本山 宏人君) 商工観光課関係でございますが、奥出雲たたらと刀剣館の館長につきましては、現在、私が兼務をしております。館長が新たにできるという場合でありますと、例えば観光協会に業務委託をするという方向のところで考えております。
それから、次の三井野原スキーリフト関係でございますが、これにつきましても観光協会等の業務委託が一つの可能性としてありますけども、具体的には、今後、どういう形になるか検討をしてまいりたいと思います。いずれにしましても、業務委託という方法で考えております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) これで終わりましたか。
ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、次に、議案第4号について質疑を行います。質疑はございますか。ありませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、第5号議案について質疑を行います。質疑はございますか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 先ほどの説明では、損害賠償の一部を免除とする条例制定になっておりますが、一部、一定額を超える分を免除するものということですが、金額でもいろいろありますけれども、大体どの程度だったら損害賠償してもらってもいいというふうな考え方があるでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ただいまの御質問でございますけれども、なかなか幾らならいいよという話には、個々個別の判断が必要になりますので、定めることはできかねるというふうに思いますけれども、この条例を裏側から見ていくと、第2条で一部免責ということで規定をしております。先ほど申し上げましたように、
損害賠償責任額から役職に応じて定める基準給与年額を、それに基づいて第2条各号に定める数を乗じて得た額を控除するということで、ちょっと規定の仕方としてはややこしいですが、要はここの第2条各号で掲げている数字ですね、町長であれば6、副町長、教育長等であれば4、委員等では2、職員では1という数字が掲げてあります。この数字を基準年額に掛けて出てきた額が逆に言えば負担すべき上限額ということになります。町長が例えば1,000万という基準年額であった場合には、6倍の6,000万までが損害賠償をする必要が生じる額ということで御理解をいただければと思います。以上です。
○議長(藤原 充博君) 12番、大垣照子議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 総務委員会のほうでしっかり議論されると思いますけれども、私のほうではここでしか聞けませんので質問をさせていただきますが、今の一部免責の部分について、例えば年額1,000万なら6,000万までが損賠額とされるものなのか、ちょっとそこのところ、よくわからなかったので聞かせてください。
○議長(藤原 充博君) 藤原総務課長。
○総務課長(藤原 努君) ちょっと少し長くなりますけども、御容赦をいただきたいと思います。
この条例は、趣旨説明でもちょっとさせていただきましたが、余りにも高額な損害賠償請求が判決で出るという事案があると、例えば個人に対して1億、2億という損害賠償が命じられても、現実、その責を全うすることは困難であると、そういう場合に、実際負担をするのか、あるいは現在も地方自治法上は損害賠償の請求権を放棄するということが議会の議決によってできます。したがって、その請求権を放棄するということになれば、損害賠償はゼロになるということがございます。そういう住民監査請求、住民訴訟の制度の根幹を揺るがしかねない部分について、一定のたがをはめるということの趣旨でございます。この趣旨に基づいてこの条例を定めますけれども、この条例で定めた額、それは必ず負担しなければならないというものでも逆にないと、ここに一定のたがははめるけれども、さらにその損害賠償、この条例で上限額というか、負担をすることが、一定の額が定められたとしても、地方自治法上の請求権の放棄という議決を得れば損害賠償はゼロになるということは、これまで同様変わらないということをまず1点御理解いただきたいと思います。
その上で、請求があった場合、例えば100万の損害賠償の請求があったという場合においては、もう一部免除する額というものはゼロということになりますので、それは免除されないと、それから、先ほど申し上げましたように、1億という請求があった場合に、基準年収が1,000万であれば、6,000万までは免除をされずに6,000万を超える部分が免除されると、この条文のつくりはそういう形になっていますので、この定める額を超える部分が一部免除される額ということになりますので、そのように御理解をいただきたいと思います。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第6号について質疑を行います。質疑はございますか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) これちょっと条文の中身が少し違ってきておりますけれども、要するに情報通信技術を活用した行政の推進ということでございますけれども、例えば具体的にどういうふうなことなのでしょうか。
○議長(藤原 充博君) 石原
税務課長。
○
税務課長(石原 啓子君) 質問にお答えいたします。
情報通信技術を活用した行政の推進等に関するということですけれども、今回の場合、書面審理において必要な提出書類を紙で提出する以外に、電子情報処理組織を利用した、パソコン等、インターネット等を利用して提出することが可能であるということを条例で定めたもの、また、第10条についても電子情報処理組織を使用して処分通知を受け取るということもできる。そしてその受け取るときの交付手数料を定めたものが第10条になっております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、次に、議案第7号について質疑を行います。質疑はございますか。ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第8号について質疑を行います。
9番、内田勇議員。
○議員(9番 内田 勇君) 2点お伺いしたいと思いますけど、最初、課長の先ほどの説明では、国土交通省が昨年、保証人規定の廃止を促す通達を出したというふうに話されたけど、2018年というふうに新聞には報道されておりますが、どうでしょうか。
もう一つ、大きな、島根県も1人、あるいは松江市も1人、出雲市も1人の保証人を配置する予定というふうに報道されておりました。隣の雲南市は2人の保証人を立てながら全部やめるという方針でございますが、ほかの市町村等を勘案された上でこの議案を出されたのか、お伺いをしたいと思います。以上です。
○議長(藤原 充博君) いいですか。
若月町民課長。
○町民課長(若月 勝久君) 御質問にお答えいたします。
まず、1点目、国交省からの通達でございますけれども、これにつきましては、昨年3月、2019年3月というふうに承知をいたしております。
それと、2点目、各市町の状況を勘案して提案したのかという部分につきましてですけども、最初の説明でも申し上げましたように、それぞれの自治体での判断が委ねられております。奥出雲町といたしましては、一番考慮したところは島根県の住宅供給公社でございます。御承知のように、奥出雲町内、町営住宅あるいは定住住宅、空き家活用の住宅等ございますけれども、住宅供給公社の住宅も多数、特にリハビリ学院の生徒さんのための若者向けの住宅が252戸等ございますので、そこらを考慮いたしまして、住民の方からいえば、公社住宅であろうと、また町営の住宅であろうと、住宅については変わりございませんので、県の住宅供給公社が2人から1名に減じたということも考慮しまして、連帯保証人については1名という判断をしたところでございます。以上でございます。
失礼しました。先ほどの国交省の通達ですけれども、平成30年3月の通知でございます。ですので、29年度ですので、2018年度が正解でございます。私のちょっと年度の思い違いでございます。失礼いたしました。平成30年3月の通知でございました。申しわけございませんでした。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。できれば一問一答という形でやっていただきたい思いますので、よろしくお願いします。
ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第9号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
お諮りをいたします。ただいまの議案第1号から議案第9号の9議案につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、所管の常任委員会へ付託したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号から議案第6号までの6議案につきましては総務経済常任委員会へ、議案第7号から議案第9号までの3議案につきましては教育福祉常任委員会へ付託するに決しました。
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◎日程第13 議案第10号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第13、議案第10号、雲南市・飯南町事務組合と奥出雲町による可燃ごみの処理施設に係る調査及び研究に関する事務の事務委託に関する規約の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
若月町民課長。
〔町民課長説明〕
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議案第10号 雲南市・飯南町事務組合と奥出雲町による可燃ごみの処理施設に係る調査及び研究に関する事務の事務委託に関する規約の制定について
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○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより議案第10号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
お諮りをいたします。ただいまの議案第10号につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、所管の常任委員会へ付託したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、議案第10号につきましては、教育福祉常任委員会へ付託することに決定いたしました。
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◎日程第14 議案第11号 及び 日程第15 議案第12号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第14、議案第11号、奥出雲町
過疎地域自立促進計画の一部変更について、日程第15、議案第12号、辺地に係る公共的施設の
総合整備計画の一部変更について、以上の2議案について、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
江角財政企画課長。
〔
企画財政課長説明〕
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議案第11号 奥出雲町
過疎地域自立促進計画の一部変更について
議案第12号 辺地に係る公共的施設の
総合整備計画の一部変更について
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○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより質疑を行います。
初めに、議案第11号に対する質疑を行います。質疑はございますか。
1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 整備のほうでありました地域学習拠点施設整備事業、これについては施政方針の中にも述べられておりましたけども、ちょっとこの事業内容だけでは内容がわかりかねますが、内容をもう少し説明をしていただきたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 塔村教育長。
○教育長(塔村 俊介君) 御質問にお答えいたします。
地域学習拠点施設整備事業につきましては、町長の施政方針の中でも述べておりますように、町外からたくさんの生徒がやってきている中、この流れを加速すべく、地域の皆様との交流及び学習の拠点として整備をするものでございます。その用途といたしましては、上げておりますような交流の拠点になっておりますし、場合によってはもっとさまざまな使い方ができるというふうに思っております。このことにつきましては、また予算審議の中でも詳しく述べさせていただければというふうに思いますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 先ほどの内容ですけども、整備事業ということで、建物、施設を建てるということで理解してよろしいですか。
○議長(藤原 充博君) 塔村教育長。
○教育長(塔村 俊介君) 議員御指摘のとおりというふうに思います。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
9番、内田勇議員。
○議員(9番 内田 勇君) 2ページ、冒頭のとこですけど、先ほど課長は交通数進体系というふうに説明されたですけど、これでよろしいのでしょうか。それとも推進なのか、お尋ねしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 江角
企画財政課長。
○
企画財政課長(江角 啓君) 御質問にお答えします。
2ページの上でございます。区分のところでございますけども、「交通数」というふうに書いてありますが、「推進」の誤りでございます。訂正をさせていただきます。大変失礼いたしました。
○議長(藤原 充博君) よろしいですか。
ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第12号について質疑を行います。質疑はございますか。ありませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
お諮りをいたします。ただいまの議案第11号及び議案第12号の2議案につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、所管の常任委員会へ付託いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、議案第11号及び議案第12号の2議案につきましては、総務経済常任委員会へ付託することに決しました。
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◎日程第16 議案第13号 及び 日程第17 議案第14号
○議長(藤原 充博君) 次に、日程第16、議案第13号、公の施設の指定管理者の指定について(
船通山研修宿泊施設)、日程第17、議案第14号、公の施設の指定管理者の指定について(
横田農畜産物展示販売センター)、以上の2議案につきまして、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
初めに、本山
商工観光課長。
〔
商工観光課長説明〕
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議案第13号 公の施設の指定管理者の指定について(
船通山研修宿泊施設)
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○議長(藤原 充博君) 続きまして、荒川
農業振興課長。
〔
農業振興課長説明〕
───────────────────────────────
議案第14号 公の施設の指定管理者の指定について(
横田農畜産物展示販売センター)
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○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより質疑を行います。
初めに、議案第13号に対する質疑を行います。質疑はございますか。
10番、内田議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 13号につきましては、1月20日から2月7日まで公募して、2月14日に審査会を開いて決めたというふうな説明だったと思いますが、私、昨年の9月でしたかね、公の施設の、要するにこれは何で建てた公の施設なのか、そして指定管理者は誰なのか、この目的等を表示したらというふうな質問をしたと思います。そのときに町長はたしか、これは動いておるので、今後検討しますよと、こういうお話だったと思います。要するに今回のこの例えば13号につきましては、審査会等でそういうことも議論して、相手の方、ここでいきますと奥出雲振興さんにそういう話をして、今の件についてどういう捉えでいたのかどうか、お聞きしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 本山
商工観光課長。
○
商工観光課長(本山 宏人君) 先ほどの御質問にお答えをいたします。
この施設につきましては、御承知のように条例のほうで船通山宿泊研修施設ということで定めてありまして、審査会につきましては、メンバーといたしまして、副町長を先頭に、総務課長、それから
企画財政課長、それから我々商工観光課の担当課長と、出されたものを条例の目的に沿った形であるか、あるいは経営のことについてであるとか、それから今後3年間の経営計画であるとか、そういったものを出された書類によりまして、収支報告書もあわせて審査をしたところでございます。町長が昨年申し上げましたところについては、目的等はその選定委員会の中で審査をしておりまして、今回のこの書類の中にはそういったところは載せておりませんが、しっかりと審査をしておりますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 課長さん、審査でなくて、これを掲示するかどうかでしょう。その責任者とか、そういうものを。
○
商工観光課長(本山 宏人君) 先ほどの目的とか、審査の内容でございますか。それについては、十分会議の中で検討はしておりますけども、その提示については検討をしてまいりたいと、出す方向で検討してまいりたいと思います。その方法についてはこれから考えたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 私のほうからお答えをさせていただきます。
前回の内田議員さんからの御指摘、指導もあった。そのように対応するという、今後検討するということを申し上げたと思いますが、やはりこの船通山研修所の宿泊施設というふうなことで、奥出雲振興が指定管理を受けているというふうなことは、前回もそのようなことをお伝えをいたしましたので、今後、検討は、できるだけするように努力をしてまいります。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかに……。
10番、内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 今、町長からできるだけするようにいくということをおっしゃっていただきましたので、それでいいと思いますが、今後、これがずっと公の施設に影響してくると思いますので、ぜひとも今回していただきたいというふうに思います。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第14号について質疑を行います。質疑はございますか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 先ほど提案説明の中に地域の食材を利用してということがあったと思いますが、例えばどういうことをなさるのか、食材を使ってレストランみたいなのをやるのか、それとも食材を使っていろいろ料理をつくってその場で売るとか、あるいは持っていくとか、そういう形でやられるのか、その形態についてお聞かせください。
○議長(藤原 充博君) 荒川
農業振興課長。
○
農業振興課長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
現在、山本さんが、今後、指定管理で計画をしていらっしゃいますのは、カフェとランチ、ディナー、そしてまたグランピングの体験ということでございまして、カフェではコーヒーとか紅茶ですとか、そういうドリンク類の提供、そしてランチでは地域の食材を使ったメニュー、それからディナーも地域の食材を使ったディナーということを考えていらっしゃいます。あと、グランピングでは、中と外で、テントの中で体験をするというさまざまなもの、それから物販の販売と、食材は、ワニとかカンガルーとかダチョウとか、そういうちょっと変わったものが皆さんお好みだそうでして、現在そういったものを提供するということを考えていらっしゃいます。以上でございます。
イノシシとかジビエについては、どうも余り人気がないということで、現時点では特段考えては計画上ではいらっしゃらないということでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
お諮りをいたします。ただいまの議案第13号及び議案第14号の2議案につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、所管の常任委員会へ付託をいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、議案第13号及び議案第14号の2議案につきましては、総務経済常任委員会へ付託することに決しました。
ここでしばらく休憩といたします。13時00分に再開いたします。
午後0時04分休憩
───────────────────────────────
午後1時00分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は11名であります。定足数に達しておりますので、休息前に引き続きまして会議を開きます。
─────────────・───・─────────────
◎日程第18 議案第15号
○議長(藤原 充博君) 日程第18、議案第15号、奥出雲町町道路線の認定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
舟木建設課長。
〔建設課長説明〕
───────────────────────────────
議案第15号 奥出雲町町道路線の認定について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより議案第15号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
お諮りをいたします。ただいまの議案第15号につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、所管の常任委員会へ付託したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、議案第15号につきましては、総務経済常任委員会へ付託することに決しました。
─────────────・───・─────────────
◎日程第19 議案第16号 から 日程第22 議案第19号
○議長(藤原 充博君) 日程第19、議案第16号、令和元年度奥出雲町
一般会計補正予算(第4号)提出について、日程第20、議案第17号、令和元年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)提出について、日程第21、議案第18号、令和元年度奥出雲町
後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第2号)提出について、日程第22、議案第19号、令和元年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計補正予算(第2号)提出について、以上の4議案につきましては、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
初めに、江角
企画財政課長。
〔
企画財政課長説明〕
───────────────────────────────
議案第16号 令和元年度奥出雲町
一般会計補正予算(第4号)提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、杠
健康福祉課長。
〔
健康福祉課長説明〕
───────────────────────────────
議案第17号 令和元年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)提出について
議案第18号 令和元年度奥出雲町
後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第2号)提出について
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○議長(藤原 充博君) 続きまして、森長病院事務長。
〔病院事務長説明〕
───────────────────────────────
議案第19号 令和元年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計補正予算(第2号)提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) ここで、
町立奥出雲病院の現状及び今後の方向性等について、病院事業管理者でもあります鈴木院長に説明を求めます。
鈴木院長。
○病院長(鈴木 賢二君) 奥出雲病院病院長の鈴木賢二でございます。本日は、病院の状況と奥出雲町の医療、介護の今後のあるべき姿について、私の考えるところを述べる機会を与えてくださり、藤原議長様、議員の皆様方に感謝申し上げます。
さて、先ほど補正予算のお願いでもお示ししたように、病院経営は非常に厳しい状態にあります。その要因は複雑ですが、主な原因を2つ上げますと、まず第1に、医師不足です。そしてもう一つが医療と介護の連携の不十分さにあります。
まず、医師ですけれども、言うまでもなく、医師は診療とそれに伴う診療報酬の主たる担い手です。病院の収入の大部分は診療報酬です。2001年に10人いた当院の常勤医師は、その後、変遷しながら減り続け、現在では半分の5人となっています。病院の医業収益のおよそ4分の3は入院収益なので、入院医療を受け持つ常勤医の減少は収益の減少に直結いたします。
また、御存じのように、国及び厚生労働省は、増加する一方の社会保障費を抑制するために、医療費抑制政策をとり続けてまいりました。その一例が、長期間の入院治療は診療報酬を切り下げる、医療の必要性が多くない患者さん、すなわち介護が主体の患者さんは診療報酬を切り下げるといったような政策です。このため、従来どおりの入院診療のやり方では、病院の赤字幅はどんどん大きくなる仕組みへと変わってきました。
かわりに国が病院に求めたのが医療と介護の連携です。医療の必要性が少なくなった患者さんは介護に委ね、連携を密にしてやっていきなさいということです。しかし、残念ながら、現時点で奥出雲病院並びに奥出雲町内は、このような国の求める連携に十分に応えているとは言えない状況です。
奥出雲病院は町民の皆様方にとってなくてはならない病院だと考えています。次の世代、さらにその次の世代までこの地にあり続けて役割を果たしてゆかなければなりません。しかし、きちんと収益を確保しなければ存続はできず、大きな赤字を生み続けていけば、将来世代に当院を引き継ぐことは困難になるでしょう。そうなれば、必要な医療を町民の皆さんに提供することができなくなります。このように、収益をしっかり確保することは極めて重要です。そのためには、国が求める医療と介護の連携強化が欠かせません。連携を強化することで、病院も介護施設も収益の増加が見込まれます。
一方、国が求める医療と介護の連携強化は、患者さん、利用者さんの利益にもなります。地域包括ケアの必要性が言われ始めて10年余りが経過しました。地域包括ケアとは、医療、介護及び介護予防、住まい及び生活支援を一体として確保し、提供する体制のことです。医療・介護連携はまさに地域包括ケアの中核です。このように、病院経営と奥出雲町の医療・介護分野が目指すべき姿は同一のものと考えています。言いかえれば、あるべき姿を追求していけば、経営も改善していくということです。
それでは、奥出雲病院と奥出雲町の医療、介護はどうあるべきなのでしょうか。それぞれの果たすべき役割やあるべき姿について、私の考えを述べさせていただきます。
奥出雲病院は、まず医師確保に努めます。診療と収益の確保のためには、その原動力となる医師の確保が欠かせません。かつてのように依頼すれば大学病院から常勤医を派遣してもらえるという時代は終わり、地方の病院の多くは医師確保に苦労しています。当院並びに奥出雲町を挙げて、引き続き医師確保に全力を注いでまいります。
次に、奥出雲病院は、今後果たすべき役割を見据えて入院病床の再編成を行い、効率的な運用に努めてまいります。具体的には、一般病床の削減、慢性期病床や介護病床のあり方の見直しなどです。さらに、病院内に経営担当部署を設置し、再建計画を策定し、取り組んでまいります。
一方、奥出雲町としての今後の医療と介護はどのようにあるべきでしょうか。このまま手を打たなければ、医療や介護の人材が不足し、また、それぞれの施設が苦労しながら経営していくという状態には限界が来ると考えています。将来世代にわたって持続可能な医療と介護の充実した町になるために、奥出雲町内の医療施設と介護施設が連携し、切れ目ない医療・介護サービスを提供することで町民に貢献し、さらにそれぞれの施設も安定した経営に結びつけることが必要です。
切れ目ない医療・介護サービスを提供するためには、奥出雲町全体で医療と介護、福祉が共同して活動できる仕組みをつくるべきだと考えます。この仕組みの中では、それぞれの施設は今までどおり独立した組織運営を行いながら、運営方針を統一して、患者、利用者第一の視点で、ふさわしい場所で治療、療養していただくことができるようにいたします。医療・介護提供者、すなわち職員もそれぞれの所属施設を超えて異動したり共同で研修を行うことができるようにして、質の向上と人材確保を行えるようにすべきでしょう。また、生活の場としての高齢者住宅も整備すべきです。これら病院、介護施設、住宅、福祉部門を一体的に運営する仕組みをつくることが必要であると考えます。
このような仕組みをつくるにはどうすればいいでしょうか。その具体的な方法として、私は、地域医療連携推進法人の導入を提案いたします。地域医療連携推進法人の制度は、2015年9月に成立した改正医療法等で定められた制度で、2017年4月に施行されました。医療機関相互の機能分担、業務連携を推進するために創設された認定制度でありまして、地域包括ケアシステムを構築するための選択肢として位置づけられています。定款の策定、一般社団法人の設立を経て、都道府県知事に申請、認可を受けるものです。島根県内では、昨年、江津市で済生会江津総合病院並びに江津市医師会及び医療法人がこの連携法人をスタートさせています。
このような仕組みを導入することで、次のような効果が得られます。まず初めに、患者さん、利用者さんが適切な場所で切れ目ない医療、介護を受けることができること、2番目に、連携を密にしながら最適な施設に適切なタイミングで入っていただくことで診療報酬、介護報酬の増加が見込まれること、3番目に、看護・介護職を配置する仕組みをつくり、人材不足を補うことができることなどです。
一方で、課題もあります。それぞれ運営母体の異なる組織をどうまとめていくのかという点です。真に有効に機能する組織ができるか、すなわち理念を共有し、ガバナンスを発揮できるかということが基本的かつ最も重要なポイントです。これらの解決には町全体で取り組むことが重要で、そこに行政の強力な支援も欠かせません。
地域医療連携推進法人の組織の具体像を見てみますと、ここには社員総会、理事会、評議会という3つの部門を置く必要があります。社員総会は医療機関や介護施設やさまざまな事業所などの参加法人で構成されます。理事会には病院や医師会、介護関係者、行政、町民代表などが参加し、運営に当たるというものです。実務に関しては、本部となる部署を設置し、ここで日々の業務を行う形が望ましいというふうに考えます。先ほども述べましたように、それぞれの施設は組織としても、財務面でも独立して運営しますが、患者、利用者の動きは本部が調節し、また、組織の間で職員の異動を可能とし、共同で研修などを行うというものです。
このように、奥出雲町の医療、介護、福祉がおのおの組織としては独立しつつも、一致団結して共同で運営を行う仕組みをつくることで、患者さん、利用者さんは継続した医療、療養を受けやすくなり、また、組織は経営的に安定する効果が見込まれます。課題を一つ一つ乗り越えながら、町全体が一丸となって現在の状況に対処していくべきだと思います。奥出雲病院は、さきに上げたような取り組みを着実に進めながら、また、町内の医療・介護連携において積極的な役割を果たしていく所存です。引き続き御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
本日はこのような機会をいただき、ありがとうございました。
○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
ここでしばらく休憩といたします。13時45分から再開したいと思います。
午後1時41分休憩
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午後1時46分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は11名であります。定足数に達しておりますので、休息前に引き続きまして会議を開きます。
これより先ほどの4議案に対する質疑を行います。
初めに、議案第16号について質疑を行います。質疑がございますか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) なかなか手を挙げていただけないので手を挙げましたが、16ページなんですけれども、予算書、地域振興費、この中に自治振興費のところで小さな拠点づくりの補助金の部分で270万の減額ですが、これとその下の地域おこし協力隊の分も、509万ほどですか、減額になっておりますが、この実態についてお聞かせください。
○議長(藤原 充博君) 高尾
地域づくり推進課長。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) ただいま御質問の自治振興費のまず小さな拠点づくり事業の件でございますけども、当初7地区を予定しておりましたけども、6地区ということで現在活動いただいているということで、1地区250万円分の減。それと、残り20万円ですけども、活動を始めるに当たって、準備のための活動費として1地区20万というのを予定しておりましたけども、そのうち1地区が、今、阿井地区が御利用いただいておりますけども、1地区がなかったということでございます。
もう1点、地域おこし協力隊の活動費でございますけども、491万8,000円の減となっておりますが、そのうちものづくりクリエーター1名分、399万6,000円の1名分が減になっております。そのほか、協力隊の定住促進に向けた定住相談員というのを設けておりましたけども、そのうち92万2,000円分不要になったという、相談が少なかったということで、92万2,000円分の減を計上させていただいているところでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
5番、内田雅人議員。
○議員(5番 内田 雅人君) 予算書17ページ、ちょっと何点かありますけども、まず17ページの空き家対策推進費です。1,026万円の減で、国庫補助金に513万、半分ですね、返しているということですけども、1,026万円は当初予算の金額ですけども、丸々これ利用がなかったということだと思うんですが、この予算書見る限り、令和2年度、来年度も同じ金額が当初予算の中にありますけども、これはやはり条件が厳しいのか、あんまり需要がないのか、また来年度も同じですけども、そこら辺のちょっと内容をお聞きしたいと思います。老朽危険空き家、もともとは通学路とかに接しているとこしかだめだったのかなという気がしますけども、そういった条件がなかなか当てはまらないのか、危険空き家というのは結構あるような気がするんですけども、実態どうなのか、利用がないのであれば、ちょっといろいろ考えないといけないのかなと思うんですが、お願いします。
○議長(藤原 充博君) 高尾
地域づくり推進課長。
○
地域づくり推進課長(高尾 昭浩君) ただいま御質問の空き家解体補助につきましては、5件分、例年予算計上させていただいております。また、この件につきましては、自治会回覧等で御利用の募集もかけているところでございますけども、結果的には御利用いただく方が、御相談もなかったということでございます。内容としましては、危険空き家ということで、その要件というのはただ単に、先ほど内田議員さん申し上げられましたように、通学路等、ほかの民家等に危険を及ぼすような住宅が基本的な要件となっておるわけでございますけども、残念ながらそのような案件について、所有者さんから相談がないということと、それと、現在では解体するに当たってまず診断というのが必要になってきまして、国庫補助事業でございますので、その順序を経ていくというのが少し煩雑な面があって、御利用しにくいのかなと思っております。
今後、来年度も少し同じような予算要求させていただいているわけでございますけども、今度はそういう案件につきまして、少し所有者さんに当たって、そのような御希望がないか、こういう補助事業があるけども、お考えをされないかというような呼びかけをしてみたらということを現在検討している次第でございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 5番、内田雅人議員。
○議員(5番 内田 雅人君) わかりました。また当初予算でもありますので、予算委員会でお聞きしたいと思います。
それから、18ページですけども、社会福祉総務費、ちょっとまた概要のほうで見ていただいたほうがわかりやすいかもしれませんが、民生費の社会福祉総務費、プレミアム付商品券発行事業、事業見込みの減、それから、これ国の去年の事業だったと思いますが、同じく児童福祉総務費のプレミアム付商品券発行事業、実績見込みによる減ということで、これ国に実績に応じて返金するということですけども、利用状況というか、申請の状況ですね、これだけ戻さないといけないというのは、せっかく景気対策で出たものを利用していただきたいとか思うんですが、その周知の面も含めて利用の実績をお聞きしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 末森福祉事務所長。
○福祉事務所長(末森利江子君) ただいまの質問にお答えいたします。
今回のプレミアム商品券の発行事業ですけれども、昨年の10月の消費税増税が非課税世帯とか子育て世帯に、消費に与える影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起することを目的として、国の全額補助で実施されたものです。対象者につきましては、住民税非課税の方と、それから3歳未満の子が属する世帯の世帯主というふうになっておりまして、本町では2,099人の対象者がいらっしゃいました。
制度の概要ですけれども、今までの給付金事業とは違いまして、2万円で2万5,000円分の商品券を購入するというものでございます。分割購入もできるようになっておりましたけれども、再三情報とかはがき、個人通知はもちろんですけれども、実施したところですけれども、実際商品券の希望交付した方というのは1,063人で、50.3%の結果というふうになっております。ですので、先月末を引きかえ券や商品券の利用の締め切りとしておりますので、今後、精算という形になっていきますけれども、今回の補正ですが、この引きかえ券の交付の50.3%の実績から、歳入では郵便局においての商品券の販売代金の減、支出では事業費としての商品券の利用金額の減、事務費としての郵便局への委託料の減となっております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
5番、内田議員。
○議員(5番 内田 雅人君) 50.3パーということで、非常にもったいなかったかなと思います。
もう1点お聞きします。19ページですが、保育所費の467万円の減ですけど、そのうち200万円が、概要のほうにあらわれておりますけども、小規模保育事業所の保育士確保対策事業、実績による減ということです。これが200万円の減ですけども、当初予算が240万円だったと思います。40万円しか実績がないということだと思うんですけども、この保育士確保というのは非常に大事なところだと思っておりますし、町長もよくおっしゃいますけども、20代から30代の女性がやはり流出が激しい、なかなか入ってきてくれないというのもありますので、そういう面も含めて大事な事業だと思います。この実績をお聞きしたいと思います。何人これで採用されたのかということです。
○議長(藤原 充博君) 永瀬結婚・
子育て応援課長。
○結婚・
子育て応援課長(永瀬 克己君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
議員がおっしゃっておりました小規模保育事業所保育士確保対策事業は、10人未満の小規模事業所、本町でいうと三沢幼児園になりますけれども、こちらのほうで、3歳から5歳等の部分ですけれども、保育基準を上回って加配で保育士を配置していただき、保育の質の確保を目的とした事業でございまして、今回、配置基準を上回って加配での保育士の確保ができなかったということで、その分の1名分の保育所費、これを年間240万で算定をしておりますけれども、その分の費用が申請されなかったというところでございます。200万の減というのは、この1月時点で補正のほうを出させていただいておりますので、その時点で月当たり20万ということで計算をさせていただいておりますので、どの月も1名配置がなかったということで、その部分での200万の減というところにしております。見込みとしては、3月までのところで加配というところでの保育士の確保はちょっと見込めない状況でございますので、実際には全額減額するような形になるというふうに思っております。
一方で、保育士の確保のほうは、UIターン等の部分で、今年度、Iターンが1名、Uターンが2名の方が保育士として本町のほうに来ていただいて、奨励金のほうを出させていただいております。ただ、なかなか保育士の確保については厳しい状況は現在も変わっていない状況でございます。
○議長(藤原 充博君) 5番、内田雅人議員。
○議員(5番 内田 雅人君) 済みません。今のに関連してですが、先ほど永瀬課長、御答弁いただきましたけども、UIターンの保育士確保の奨励事業が150万円、3人採用されたということですね。それは今回、予算書には出てないんですけど、それは見込みどおりであったのか。要は何が聞きたいかというと、去年、保育士、一般質問でも申し上げましたけど、退職者も多くて、なかなか採用が厳しいという状況、やはりこういう一時的なお金ではなくて、本当に給与とか待遇面に踏み込まないと確保ができないんじゃないかというふうに私考えておりますけども、ぜひそこら辺まで踏み込んだ対策をとっていただきたいと思います。
町長も20代、30代、強化したいという方針、持っていらっしゃいますけど、いかがでしょうか、町長。
○議長(藤原 充博君) 勝田町長。
○町長(勝田 康則君) 御質問にお答えをいたします。
やはり20代から30代の特に若い女性の方が転出が非常に多いと、あるいはまた、ふるさとのほうにも帰ってくれないというふうなことで、資格を持っておられる方については、ぜひともお帰りをいただいて、幼児園のほうにお勤めをいただくような施策は今後も打ってまいりたいというふうに思うところでございます。しかしながら、仁多福祉会のほうに委託をいたしておりますので、そこらの給料面、また福祉会と話し合いをしながら、相談をしてみたいというふうに思っております。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかにありませんか。
大垣照子議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 予算書20ページになりますけれど、先ほど鈴木院長先生からもいろいろお話をしていただきました。病院経営のことについて、ある程度理解はできていると思いますけれども、今回ここに1億9,200万の予算計上がなされておりまして、病院会計の中でも提案説明がありました。周産期・小児医療環境維持ということが書いてありますけれども、ちょっとこの内容的なものについて、言葉ではわかりそうなんですが、内容的なことをお聞かせいただきたいと思います。
それと、21ページの下のほうに、負担金のところですけれども、2,596万1,000円というふうに書かれてはおりますが、負担金ですかね、担い手確保・
経営強化支援事業、米穀乾燥調製施設整備補助ということで2,800万余りが計上されておりますけれども、これ違うかな。
○議長(藤原 充博君) ちょっと済みません。最初に病院ほどやって……。
○議員(12番 大垣 照子君) はい。
○議長(藤原 充博君) 森長病院事務長。
○病院事務長(森長 洋二君) ただいまの周産期医療、それから小児医療ということでございますが、周産期医療というのは妊娠期から出産までのところ、いわゆる産科医療的な部分でございます。一旦生まれますと、誕生した赤ちゃんは今度は小児科の部分になってきますので、やはりここの産科と小児科というのは連携しなくてはならないということで、そのあたりのまとめた言葉がこのような言葉として表現になっております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 連携ということですね。わかりました。
それから、ここになると思うんですけれども、説明書からちょっと引っ張ってきましたが、農業振興費、この中に担い手確保・
経営強化支援事業、米穀乾燥調製施設整備の補助ということで、先ほど申し上げました2,814万余りが計上されておりまして、これの乾燥機の施設整備ということは、ちょっと金額が大きいもんですから、施設も大きいものなので、このぐらいかかるかもしれませんが、全てこれは更新されるのか、新たに設置されるのか、お聞きをいたします。
○議長(藤原 充博君) 荒川
農業振興課長。
○
農業振興課長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
この事業につきましては、国の元年度の補正で予算化されたものでございまして、担い手確保・
経営強化支援事業と申します。内容につきましては、認定農業者が実施いたします米穀乾燥調製施設の整備に対する支援でございまして、現在、認定農業者の方で既存の施設を持っていらっしゃいますけども、これを移転新築されるということでございます。内容につきましては、施設の建物の整備、348平米のものが1棟、あとは機械でございまして、機械につきましては、既存の乾燥機を、4基ございますけども、それを入れられまして、新たに3基の乾燥機、それからもみのタンク、荷受けホッパー、それから昇降機、それからもみすり機、そういうところを1カ所にして施設を整備してされるということでございまして、これにつきましては、これから補助金の実施計画の申請、交付決定が年度内に得られれば予算は繰り越しをして、4月から実施をされるという形で進むという状況でございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 今、答弁をいただきましたが、ということは、認定農業者の方で、乾燥機も4基とか、もみやらホッパーやら、いろいろ申されました。建物も1棟建てるということでございますが、例えばこういうふうに認定農業者の方が、ほかの方でまたこういうふうに例えば更新したいとかなんかってあった場合にもこういうことが適用されるのかされないのかお聞きします。
○議長(藤原 充博君) 荒川
農業振興課長。
○
農業振興課長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えいたします。
基本的には国の要件に合致すれば対象になります。ただ、これの条件につきましては、やはり面積条件、それから経費の節減条件、エントリーシートによりましてそれぞれ入力をしまして、国のほうに申請をして、国のほうの審査によって、それが通れば予算化ができて実施できるという形でございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
10番、内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 概要のほうでちょっと質問いたします。
3ページの真ん中のとこら辺に仁多堆肥センター施設管理費いうのが、その下にも畜産業費が載っておりますが、補正内容の説明のとこを見ますと、仁多堆肥センター機械整備事業、事業実施年度後(あと)送りのためですかね、これ。「あと」いうて読むんですかね。これは何のことですか。この下のほうには事業実施見送りというふうな、今までそういう説明があったと思いますが、この年度後送りのためというのはどういう意味なのか、まずこれを聞かせてください。
○議長(藤原 充博君) 荒川
農業振興課長。
○
農業振興課長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
最初に、仁多堆肥センターの機械整備事業につきまして、後年度のほうへ送るということでございまして、当初、畜産クラスター協議会を設立しまして、畜産クラスター事業の計画書に基づきまして、畜産・酪農収益力強化総合対策基金等事業を活用して、この堆肥センターの堆肥運搬車、マニアスプレッダーを2台導入を当初計画をさせていただいて、予算計上させていただいておりましたですけども、計画上には堆肥センターが事業主体ということで、2台を堆肥センターが入れまして、そのうち1台分は町が補助金として出すということで、町では起債を充当して助成をすると、残りは国のこの補助金を活用して導入するということにいたしておりましたですけども、国との協議の中で、堆肥センターとしてこの畜産・酪農収益力強化総合事業の事業主体にはなり得ないということでございましたので、町といたしましては、ほかにいい事業を探すということで、元年度の事業を先送りをさせていただくということで、この元年度予算は減をさせていただいたところでございます。
現在、令和2年度の新規、県の補助事業の島根県産地創生事業を活用する計画を県と調整をさせていただく予定でございます。
続きまして、家畜運搬車導入事業でございまして、これにつきましても後年度にするということにしておりますけども、これにつきましても県の産地創生事業を活用して次年度に入れたいというふうな計画をさせていただいております。
それから、その次の横田第2繁殖育成センター改修工事の設計業務委託料、これにつきましても畜産クラスター事業を活用して、国の畜産・酪農収益力強化総合対策基金等事業を活用して令和2年度に整備をする予定でございましたですけども、これもまた国との協議の中で、もともとのあそこの牛舎、第3牛舎、第4牛舎でございますけども、国の補助で整備がなされておりまして、処分制限期間中であるということで、再度国費での改修はいけないということでございまして、まだこれが早いもので令和4年の3月12日以降、もう一つ、第3牛舎につきましては、令和5年3月26日を経過しないと国の補助金を使って改修ができないという状況でございまして、これにつきましても県の産地創生事業を活用することを現在検討しているということで、先送りをさせていただくという形のものでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 課長さん、あのね、今言われたのは、後送りというのはどういうことかということ、それで、ほかに先送りとか見送りとか、ああいう言葉が点々とあるから、その後送りいうのはなかなかないわけだ。人の言うことを聞けや。わやわやせんこうに。そのことをおっしゃっておるわけだけえ。
○
農業振興課長(荒川 佳史君) 失礼しました。大変表現が、後送りという表現と、それから……。
○議長(藤原 充博君) 見送り、先送り。(「後送り」と呼ぶ者あり)
○
農業振興課長(荒川 佳史君) 後送りにつきましては、後年度のほうへ、後年度のほかの事業ですとか、そういうところに行くと、当該年度では実施できないというふうな形の表現をさせていただいたところでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) いずれにせよ、今年度の事業はできないという表現だと思います。
じゃあ、内田精彦議員。
○議員(10番 内田 精彦君) 今、説明でいきますと、令和2年度ではない、後の年度でやるっちゅうふうに今とらせていただきましたが、課長、よく御存じだと思います……。
○議長(藤原 充博君) 令和2年度じゃないでしょう。元年度だよ。これは補正予算ですので。
○議員(10番 内田 精彦君) だけん、新年度で上げ……。
○議長(藤原 充博君) そう。今度は新年度で……。
○議員(10番 内田 精彦君) ここで減にして。そうですか。わかりました。
現場のほうは、私もたまには行きますが、いろいろやっぱり苦労しておられまして、こういうものを早く買っていただきたいというふうなことをいつも言っておられます。予算にものっておりますので、いろいろな事情があるかもわかりませんが、こういうことは早く対応してあげなければ、現場の人は大変苦労しておられますので、それだけちょっと要望いいますか、お話ししておきますので、後でまた対応をよろしくお願いします。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 予算説明書のほうは28ページ、29ページになりますが、概要のほうにまとめて金額が書かれております。小・中学校の校内通信設備整備事業、小、中合わせて1億1,800万余りでありますけども、これICT教育充実のための校内LAN整備、国の補正予算が、大きなものがついたということで、それにつけて奥出雲町でも整備ということで説明を受けましたが、この内容、整備の中には無線LANの整備というものが入っているのか、あるいはどういった形で無線LAN整備するのか、説明をお願いしたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 堀谷
教育魅力課長。
○
教育魅力課長(堀谷 智樹君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
この小・中学校校内通信設備整備事業につきましては、昨年末の総合経済対策が閣議決定をされまして、2019年度の補正予算というふうなことで、1人1台の学習者用の端末を全国で整備するといういわゆるGIGAスクール構想ということで事業化になっているものでございます。令和元年度から令和5年度までの5カ年で1人1台の端末を整備するというふうなことでございます。この中で、単に端末を整備いたしましても、その通信インフラが整ってないということで、そのネットワークの整備とセットでやる場合は対象になるというふうなことでございます。
今回の令和元年度につきましては、その校内LAN設備を整備するということで、校内でWi−Fi環境を整備をしていくということで、町内の12小・中学校で整備をするということで、設計と工事費ということで、1億1,867万8,000円の予算計上をさせていただいているということでございます。それで、元年度はこの施設整備をして、繰り越しとなりますけれども、令和2年度では小5、小6、中1の端末整備でありますとか、令和3年度は中2、中3、4年度では小3、小4というふうなことで、5カ年をかけて全学年で整備をしていくというふうなことで、まずはその要件であります通信環境の整備というのをこの補正予算で計上させていただいたということでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 1番、田食議員。
○議員(1番 田食 道弘君) 今、Wi−Fiとありましたけど、私が質問聞いたもので、無線LANというものと同じだと思います。高速無線LANということだと思いますけども、これ、電磁波の問題がありまして、海外のほうでは電磁波の過敏症とか発達障害というようなことで、電磁波対策をやっている国や自治体があるそうです。中には、イスラエルのほうは、小学校の1年生から3年生は利用時間の制限とか、無線を避けられる場合はいつでも有線を利用することができるようにというような指導といいますか、方針を持ってやっておるようです。今説明を聞いた中でありましたように、小学校の低学年についてはまだこれからですね。無線LANの整備はされるけども、実際に利用はまだ後年度ということですので、今後の課題といいますか、検討といいますか、具体的な運用については、その電磁波の影響、子供たちの成長に影響がないように、ぜひともしっかりとそういう対策を打って整備をしていただきたいと思います。以上です。
○議長(藤原 充博君) ほかにござい……。
塔村教育長。
○教育長(塔村 俊介君) 無線LANの影響につきまして、貴重な御指摘ありがとうございます。現在においては、無線LANの影響がないものとして整備計画がされているというふうに思っております。今後はそのような正しい情報等、あるいは確定した情報等ありましたら、もちろんそれについて対策を打ってまいりたいというふうに思います。
○議長(藤原 充博君) ほかにございませんか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) さっきのちょっと続きなんですけれども、今の認定農業者に関する米穀乾燥調製機なんかの件なんですけれども、国の要件に合えばエントリーして、記入して出して、オーケーならばなるということでございますが、例えばほかの農業認定者の方もいらっしゃると思いますが、そちらの方々に対してのいわゆるこういう事業があるというようなコマーシャルというか、お知らせはなさっているんでしょうか、お聞きします。
○議長(藤原 充博君) 荒川
農業振興課長。
○
農業振興課長(荒川 佳史君) ただいまの御質問にお答えをいたします。
先ほど申しましたこの担い手確保・
経営強化支援事業につきましては、本年度の補正予算で国が示したものでございます。ことしの1月時点、まだ未定稿ということで、最終的に2月に決まりまして、現在に至っているということでございまして、現時点では元年度の補正でございますので、新年度につきましては、また認定農業者の連絡協議会もございますので、そういったところで周知を図ってまいりたいというふうに思っておるところでございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにありませんか。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) 23ページの農地費のところですけれども、業務委託料が2,960万円減額ということで、これは農村地域防災減災事業費ということになっておりまして、県の支出金の配分が減額されたということでございますけれども、これは、県の減額されたということは、場所がなかったわけではないと思いますけれども、なぜ、その減額理由みたいなのがわかれば教えてください。
○議長(藤原 充博君) 秋田
農林土木課長。
○
農林土木課長(秋田 和浩君) 御質問にお答えをいたします。
この事業につきましては、農村地域防災減災事業、内容といたしましては、ため池の点検調査を行う事業でございます。当初、127カ所分の調査を行うよう考えておりまして、4,700万余り事業費を要望しておりましたけれども、国、県のほうで配分できる額が1,700万程度までしか行きませんでしたので、今回、2,900万余りの額を減額するものでございます。できませんでしたものについては、令和2年度において改めて実施をしてまいります。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) ほかにありませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようですので、次に、議案第17号について質疑を行います。質疑はございますか。ありませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第18号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第19号について質疑を行います。質疑はございますか。病院の分です。
12番、大垣議員。
○議員(12番 大垣 照子君) ちょっとこれ全体の、今の病院会計のことについてではないんですけれども、たまたま今回、監査委員報告が出ておりますが、ここのところの一番裏のページのところに税金の徴収状況というのが載っておりまして、12月末現在というふうに書かれておりますので1月、2月は入ってないと思いますが、全体として3億からの未収状況の報告になっておりますけれども、これらについて、国保税が大きいのと、それから固定資産税、それから町民税の個人用が多くなっておりますけれども、ちょっとこのあたりをどのように把握されているのか、実態ですね、お聞きをいたします。
○議長(藤原 充博君) それは病院の今の19号に関してですか。病院としてどういうふうに実態を……。
○議員(12番 大垣 照子君) 病院じゃなくて、今、一般会計の補正予算のことなので……。
○議長(藤原 充博君) ちょっとじゃあ逆に時間置いておいて、病院のやつをまず先にやりましょう。そうしませんと、皆さんもあれやこれを見てもわからんです。あなたみたいにわかりが早いことないですから。
じゃあちょっともとへ返りまして、第19号、奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計補正予算の関係に戻ります。これについての質疑はいかがでしょうか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) じゃあ、ないようでございますので、質疑を終わります。
先ほど大垣議員から全体的にこの補正予算も含めての会計報告についての疑問がございましたが、わかる範囲で結構ですので、どういう感じであれをしていると、把握しているかというふうな御質問ですが、どうでしょうか。お答えできますか。もしできないようでしたら、また日を改めても。今度、予算委員会もありますので、そのときにでも担当課が……。できますか。じゃあ、済みませんね、そっち見てなかったから。
石原
税務課長さん。
○
税務課長(石原 啓子君) 御質問にお答えいたします。
12月末現在の滞納状況ということでございますけれども、12月末時点におきましては、町民税、特に個人町民税、それから固定資産税、国保税が多いのではないかということでございますが、例年、12月末現在ですと、個人町民税のほうが71%程度、それから、固定資産税は今回少し上がりまして、例年79%程度が80%、少しアップをいたしております。それから、国保税についてはやはり少し落ちぎみで、76%程度という形でございまして、12月末現在ですとまだ低い状況にありますが、ほぼ例年並み、もしくはやや国保税については少な目という形。あと、固定資産税については、例年よりも少しよい状況という形になっております。これから年度末に向けまして、また徴収のほうを進めてまいりますので、ほぼ現年度については90%、ほとんどのものが99%近く行くと思っております。過年度についてはなかなか進まないというのが状況でございますが、今年度、12月末、目標としておりました過年度徴収の20%を超えておりまして、過年度については少しずつ改善をしているという状況でございます。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) よろしいですか。
それでは、続けます。
これより討論を行います。
初めに、議案第16号について討論を行います。
討論がございましたら、本案に反対の方からの発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第16号について討論を終わります。
次に、議案第17号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第17号について討論を終わります。
次に、議案第18号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第18号について討論を終わります。
次に、議案第19号について討論を行います。討論がございましたら、本案に反対の方から発言を許します。討論はございますか。
〔討論なし〕
○議長(藤原 充博君) 討論なしと認めます。よって、議案第19号について討論を終わります。
これより採決を行います。
初めに、日程第19、議案第16号、令和元年度奥出雲町
一般会計補正予算(第4号)提出についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第16号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第20、議案第17号、令和元年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)提出についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第17号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第21、議案第18号、令和元年度奥出雲町
後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第2号)提出についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第18号は、原案のとおり可決されました。
次に、日程第22、議案第19号、令和元年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計補正予算(第2号)提出についてを採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(藤原 充博君) 挙手全員と認めます。よって、議案第19号は、原案のとおり可決されました。
ここでしばらく休憩といたします。2時45分から再開いたします。
午後2時37分休憩
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午後2時47分再開
○議長(藤原 充博君) ただいまの出席議員数は11名であります。定足数に達しておりますので、休息前に引き続きまして会議を開きます。
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◎日程第23 議案第20号 から 日程第37 議案第34号
○議長(藤原 充博君) 日程第23、議案第20号、令和2年度奥出雲町
一般会計予算提出について、日程第24、議案第21号、令和2年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計予算提出について、日程第25、議案第22号、令和2年度奥出雲町
後期高齢者医療保険事業特別会計予算提出について、日程第26、議案第23号、令和2年度奥出雲町
介護老人保健施設事業特別会計予算提出について、日程第27、議案第24号、令和2年度奥出雲町
介護サービス事業特別会計予算提出について、日程第28、議案第25号、令和2年度奥出雲町
訪問看護ステーション事業特別会計予算提出について、日程第29、議案第26号、令和2年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計予算提出について、日程第30、議案第27号、令和2年度奥出雲町
農業集落排水事業特別会計予算提出について、日程第31、議案第28号、令和2年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計予算提出について、日程第32、議案第29号、令和2年度奥出雲町
三井野原スキーリフト事業特別会計予算提出について、日程第33、議案第30号、令和2年度奥出雲町
国営農地開発事業特別会計予算提出について、日程第34、議案第31号、令和2年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計予算提出について、日程第35、議案第32号、令和2年度奥出雲町農業用小
水力発電事業特別会計予算提出について、日程第36、議案第33号、令和2年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計予算提出について、日程第37、議案第34号、令和2年度奥出雲町
水道事業会計予算提出について、以上の15議案につきましては、会議規則第37条の規定により、一括して議題といたします。
最初にお断りをします。議案第20号から議案第34号につきましては、予算特別委員会へ付託案件とする予定でありますので、提案理由の説明並びに議員各位の質疑は総括的なものにとどめられ、細部については予算特別委員会において説明と質疑を願います。
なお、質問は一問一答にて願います。
それでは、提案理由の説明を求めます。
初めに、江角
企画財政課長。
〔
企画財政課長説明〕
───────────────────────────────
議案第20号 令和2年度奥出雲町
一般会計予算提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、杠
健康福祉課長。
〔
健康福祉課長説明〕
───────────────────────────────
議案第21号 令和2年度奥出雲町
国民健康保険事業特別会計予算提出について
議案第22号 令和2年度奥出雲町
後期高齢者医療保険事業特別会計予算提出について
議案第23号 令和2年度奥出雲町
介護老人保健施設事業特別会計予算提出について
議案第24号 令和2年度奥出雲町
介護サービス事業特別会計予算提出について
議案第25号 令和2年度奥出雲町
訪問看護ステーション事業特別会計予算提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、千原水道課長。
〔水道課長説明〕
───────────────────────────────
議案第26号 令和2年度奥出雲町
公共下水道事業特別会計予算提出について
議案第27号 令和2年度奥出雲町
農業集落排水事業特別会計予算提出について
議案第28号 令和2年度奥出雲町
合併処理浄化槽事業特別会計予算提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、本山
商工観光課長。
〔
商工観光課長説明〕
───────────────────────────────
議案第29号 令和2年度奥出雲町
三井野原スキーリフト事業特別会計予算提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、荒川
農業振興課長。
〔
農業振興課長説明〕
───────────────────────────────
議案第30号 令和2年度奥出雲町
国営農地開発事業特別会計予算提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、秋田
農林土木課長。
〔
農林土木課長説明〕
───────────────────────────────
議案第31号 令和2年度奥出雲町
仁多発電事業特別会計予算提出について
議案第32号 令和2年度奥出雲町農業用小
水力発電事業特別会計予算提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、森長病院事務長。
〔病院事務長説明〕
───────────────────────────────
議案第33号 令和2年度奥出雲町
奥出雲病院事業特別会計予算提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 続きまして、千原水道課長。
〔水道課長説明〕
───────────────────────────────
議案第34号 令和2年度奥出雲町
水道事業会計予算提出について
───────────────────────────────
○議長(藤原 充博君) 以上で提案理由の説明を終わります。
これより質疑を行います。
初めに、議案第20号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第21号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第22号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第23号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第24号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第25号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第26号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第27号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第28号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第29号について質疑を行います。質疑はございますか。
2番、糸原壽之議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) 2番、糸原です。三井野原スキーリフト事業について1点お伺いしたいと思います。
先ほどの説明で、第4リフトですかね、1基休止という説明がございましたけども、去年、ことしに続きまして全く雪がない状況で、収益も上がらないということだと、様子見ということで、休止もいたし方ないと思いますけども、三井野原スキーリフト事業につきましては、ああして地元の民宿の皆さんとスキーリフトが協働して、奥出雲町の冬の観光、また子供たちの冬のスキーということで、長い間運転しておりましたけども、1基休止ということになりますと、地元のほうは大きな2本柱の1本がなくなったということで、気持ち的には大変に落ち込まれるような状況だということでございます。雪がないと仕方ございませんけども、先ほど運転を休止するに至っては、1月に、運営協議会ですか、1回開催されたということでございますけども、その他、ほかにいろいろと影響もあることがありますので、運転休止に至った地元との協議なり、またスキー学校の皆さんとの協議、観光協会の皆様との話し合い等があったと思いますけども、そこら辺のところをどういう経過であったかということを御説明いただきたいと思います。
○議長(藤原 充博君) 本山
商工観光課長。
○
商工観光課長(本山 宏人君) 御質問にお答えをいたします。
このたび三井野原の皆さんともスキーリフト運営協議会において、先ほどお話がありましたように話を進めてまいりました。これは1月に最終的にそういうリフトを休止するということになったわけですが、これまでも継続してリフトの誘客に対する会議であるとか、将来的な話もあわせてやってまいりました。結果的に1月のスキーリフト運営協議会においてそういう休止ということを歩んだわけですけども、これによりまして、三井野の皆さんについては、今まで三井野原観光協会というのがございましたけども、その観光協会も、お聞きしますとやめるというようなことも話を伺っております。それから、スキー学校がございます。三井野原スキー学校、これは日本スキー連盟公認のスキー学校でございますが、校長先生ともお話をした上でございますけども、この学校についても、ゲレンデがなくなったことに、奥の谷ゲレンデをやめたことについて、バッジテストができないというようなこともあって、これも今、やめる方向で考えていらっしゃる。これについては皆さんの、メンバーがいらっしゃいますので、総会等が開かれると思いますけど、そういったことも聞いております。
しかし、第2リフトのアシハラゲレンデが残っておりますので、学校スキーのこともございます。これにつきましては、既に学校側の主軸となる方とお話をしておりまして、そのあたりについては、今後、支障が出ないような形で、教育委員会ともあわせて話をしていかなければいけないというふうに思っております。
スキーパトロールについては、横田スキークラブを初め、スキー学校の皆さんとも協力をしていただいたところでございますけど、このあたりにつきましても、スキークラブのメンバーさんとお話をさせていただいて、まだスキー場が残っておりますので、今後詰めていきたいというふうに思っております。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 2番、糸原議員。
○議員(2番 糸原 壽之君) まだ1基残っておりまして、運転を続けるということでございますけど、これを核にしまして、スキーゲレンデが絶対なくならないようにと思いますので、なかなか近年、一般会計からの繰り出しも多くあっておりますけども、子供たちの冬の学習の場ということで運営をお願いしたいと思います。以上でございます。
○議長(藤原 充博君) 雪の関係が非常に強いですよね、それは。
ほかにございませんか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第30号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第31号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第32号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第33号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、次に、議案第34号について質疑を行います。質疑はございますか。
〔質疑なし〕
○議長(藤原 充博君) ないようでございますので、質疑を終わります。
お諮りをいたします。ただいまの議案第20号から議案第34号までの15議案につきましては、会議規則第39条第1項の規定により、予算特別委員会へ付託したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(藤原 充博君) 御異議なしと認めます。よって、議案第20号から議案第34号までの15議案につきましては、予算特別委員会へ付託することに決しました。
なお、内容審査につきましては、必要に応じて予算特別委員会小委員会において分割審査をお願いいたします。
また、質疑の状況によっては、町長、副町長、教育長の予算特別委員会への出席を求める場合がありますので、御承知おきください。
─────────────・───・─────────────
○議長(藤原 充博君) 以上をもちまして本日の会議日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会といたします。御苦労さまでした。
午後4時06分散会
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